尋常性白斑の種類

一般的に尋常性白斑は

 

  • 身体の一部に白斑が認められるもの⇒「限局型」
  • 全身あちこちに白斑が認められるもの⇒「汎発型」
  • 神経の通り道に沿って白斑が認められるもの⇒「神経分節型」

 

と、その症状により3つのタイプに分類されています。

 

それぞれどのような特徴があるのでしょうか?

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1〜数個の白斑が限局した領域に出現する。大きさは数センチまでが大半だが、10センチ以上になる事もある。白斑部位への物理的な刺激や皮膚の炎症や精神的ストレス、肉体的ストレスがきっかけとなる事が多い。

皮膚分節と無関係に脱色素斑が多発して生じる。徐々に脱色素斑が新生、拡大し、最終的には全身に広がる。甲状腺機能異常が合併することもある。メラノサイトに対する血中自己抗体が出現し、メラノサイトが死滅することにより生じる。よって、自己免疫疾患の一つである。甲状腺機能異常を合併していることが多いのもこの関係があると考えられる。

若年者に発症し、皮膚分節に一致して脱色素斑が出現する。皮膚分節を超えて拡大することはない。局所の自律神経障害が原因であるが、正確なことはわかっていない。メラノサイトは完全に死滅していない。

色素性母斑(ほくろ)の周囲に、円形の白斑を生じたものを「サットン白斑」あるいは「サットン母斑」という。これは、中心にある色素性母斑のメラニン細胞に対する自己免疫反応※が原因と言われている。この正常でない免疫反応が、ほくろ周囲の正常な皮膚のメラニン細胞に対して生じ、色素細胞が変性・消失し、白斑が生じる。サットン白斑は徐々に拡がるが、それに伴って中心のほくろは縮小するようになり、最終的には消える。中心...

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